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2013年3月13日 (水)

こころざし高く




患者さんの訃報が届き、悲しいお別れをしてきました。

球磨郡錦町のCimg1532C型肝炎患者でつくる”のぞみの会”の代表をされていたTさん。

出会いは2009年でした。のぞみの会の総会に呼んでいただき、その後3回錦町でお話する機会がありました。Tさんは、50歳で肝がんを発症し、亡くなるまでの15年間、十数回の手術をされています。ご自身の病状は深刻であるのに、会の活動を通して、仲間のことをいつも心配し、励ましておられました。

また、錦町と一緒に、国や県に錦町の現状報告をしたり、肝炎対策を要望するなどの活動をされていました。昨年末には、町議会の一般質問でC型肝炎問題が取り上げられ、のぞみの会で傍聴されています。

身体障害者手帳の給付が開始されることが決まった日、私は当然Tさんも該当すると信じて疑わず電話をしました。Tさんは申請のため、すぐ医療機関を受診されましたが、申請すらすることができませんでした。それほど給付のハードルが高いことを知り、愕然としました。

実際お会いしたのは数回ですが、入院が決まった時や退院したときに何度かお電話をくれました。私はただお話を聴くばかりで何も力になることはできませんでした。

私達の訴訟は、これまでたくさんの患者さんに支えられてきました。熊本で共に闘ってきた患者さんが亡くなられるたびに、そのこころざしの高さと無念さを痛感します。その尊い死は決して無駄にしてはならないと思うのです。

小崎さんやTさんのこころざしを少しでも引き継いでいこうと気持ちを新たにしました。

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