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2009年7月15日 (水)

解散

肝炎法案も事実上廃案となります。

与党案は約2年前、野党案は約5ヶ月前に衆議院に提出さていました。この間、どのような協議がなされたのか、なされなかったのか、わからないまま廃案となってしまいました。

すべての患者が安心して治療を受けることができるように、この1年半、国と協議をしてきました。しかし、国の態度は冷酷で、「肝炎だけ特別扱いできない。他の疾患とのバランスがある。」 インターフェロン治療費助成も全く不十分です。そして重症の患者に対しては何の支援もありません。医療行為によって肝炎に感染したのは国の責任であることを明記した法律がなければ国は本気で肝炎問題に取り組むつもりはないのです。

今国会中の法案成立を目指して昨年末から患者会、B型肝炎原告団、薬害肝炎原告団の3つの団体で活動してきました。この間、法案の早期成立を求める30万筆の署名を国会に提出しました。また、地方議会でも成立を求める意見書が次々と採択されています。しかしその声は残念ながら国会には届きませんでした。

年間4万人の患者がこうしている間にも無念のうちに亡くなっています。いまだ自身の感染を知らない人も大勢います。国が本気で取り組まない限り、大切な命を救い、患者の人生をもっとより良いものにすることはできません。

21日に解散、選挙は来月30日と決まりました。政局に肝炎法案も翻弄されてきましたが、大切な命、大切な人生のためにこれからもあきらめずに努力していこうと考えています。政局に左右されずにやるべきことをやるだけです。

17日午前は「肝機能障害の評価に関する検討会(6回)」が開かれます。傍聴する予定です。これは肝硬変患者への身体障害者手帳交付についての専門家による検討会です。午後は7月28日に予定されている大臣協議(3回目)にむけて、恒久対策についての作業部会が開かれます。

17日は10時開始、熊本からは10時の会議に間に合う便はないので明日から東京に行くことにしました。今も熱があって体調がいまいち、何事もありませんように。

                     でこぽん

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コメント

はじめまして。
私も熊本県出身です。
多くの方がご尽力してこられた肝炎法案が
廃案になり、非常に残念に思います。
NHKでも鈴木利廣弁護士の格闘が放送されていました。
政局で人命が失われ、言葉がありません。

一方、水俣病の特別措置法は成立しましたが、
賛成する団体もあれば、原因企業だけを救済する
患者切捨てだと怒りの声を上げる団体、患者さんも
多くいます。
村山首相の政治解決の二番煎じで、いずれ再燃する、
また、原告が1800人、提訴しました。
50年以上経ち、最高裁の判決がでても
終わりがありません。
どうしたら解決するのか、もう先が見えないです。

はたして不満の残る、かけこみの成立がよかったのか、廃案のほうがよかったのか。


福田衣里子さんの対談の本(鳥越さん)では、
「公害は教科書に載っているけど、肝炎はない」
といわれていらっしゃるのに驚きました。
水俣病は患者団体が分裂し、行政や企業の抵抗も強く、長い年月がかかっていますが、
肝炎の運動では出田さんたちの団結した運動で、
こんなにも早く進むんだと驚きと感動の連続でした。

私は普段は少しながら水俣病の支援をしていますが、
それでもあきらめずに、何かを考え、少しでも良い
未来をめざしたいと思います。


ひろさん、コメントありがとうございます。お返事遅れてすみません。私はずっと熊本に土着しています。
水俣病特別措置法が成立しましたが、これから一体どうなるのか、ニュースを見るたびに悲しい気持ちになります。生きているうちに救済を、という患者さん。企業救済法案だ、という患者さん。どちらの気持ちもよくわかります。みんなが納得のいく解決法はないのでしょうか。原因も責任の所在も明確なのに50年経っても被害者が救われないなんて異常です。
私達の裁判は6年で終結しましたが問題は山積、350万人の薬害以外の肝炎患者の治療体制の確立を求めて活動しています。患者の置かれた立場もさまざまですが、この350万人が団結すればきっと瞬時に解決するのではないかと思っています。これからもよろしくおねがいします。

出田さんからご返信をいただきまして、
本当に光栄です!
誠にありがとうございました!


昔、筑紫哲也さんが、ニュースの中で、
「水俣病の教訓が、薬害HIVで活かされていない」
とおっしゃられてました。

水俣は原因企業の企業城下町で、患者さんと一般市民は長く対立しており(今は少しずつ距離が近づいていますが)、その亀裂、私も含めた市民側の理解しようとしなかった姿勢が、結果、回りまわって、他の問題にも悪い影響、行政の責任回避能力を高めてしまったのではないかと思うと、肝炎の問題に立ち向かっている方々にも非常に申し訳ない、と私は思っています。

同じ公害でも、四国の別子銅山は、住友総理事の伊庭 貞剛が煙害対策に心血を注ぎました。これは稀な経営者側からの対策でしたが。

屋久島の森林保護では、高度経済成長期の国策としての伐採、地元の根幹産業でありながら、
地元の保護派の人たちの運動で、与野党案の調整を行い、原生林の保護に成功しました。(法案成立より先に、運動によって、既に文部省で保護を決定していたらしいのですが)

森林保護と薬害、公害はまたそれぞれ置かれた環境も全く違いますが、成功例もあり、全く解決できないわけでは無いと考えています。

決してあきらめず、微力ながらもそれぞれのところを応援していきたいと思います。

ご返信ありがとうございました!

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