ある町の取り組み
26日はある患者会に呼んでいただきました。
私の家から高速で1時間20分ほど走った県南の町です。ちょうど菜の花や梨の花、桜が満開で、車の中からお花見ができました。
C型肝炎患者がとても多い町です。平成14年度のウイルス検診結果感染率は約16%。全国平均が1,6%だから、かなり高い感染率です。手術経験、妊娠分娩時の多量出血のいずれの経験もない患者が大多数で、感染経路ははっきりしていません。感染者は町の数地区に特に集中しているそうです。
この現状をうけて町が肝炎問題への取り組みを始めています。14年からウイルス無料検査を実施。19年に、「C型肝炎に関する要望書」を国会議員、厚労大臣等、多方面に提出。昨年は医療講演会を開催し、その後、患者と一緒に患者会を立ち上げました。町が患者会の活動をサポートしながら一緒に肝炎問題に取り組もうという姿勢です。このような行政の姿勢に患者がどれほど勇気付けられているかはかりしれません。
40人ほどの患者さんに集まっていただきました。高齢の方が多く、病状も進行し、抱える問題はやはり深刻でした。治療と仕事との兼ね合い、家計を圧迫する医療費のこと、病気進行への恐怖。また、地方であるため、肝臓専門医が常駐していないことへの不安が大きいようでした。しかし、このままでは何も変わらない、自分達でできることからなにか始めたい、という思いが伝わってきました。
「感染症は肝炎だけではありませんから。肝炎だけ特別扱いはできません。」こんな言葉を何度国や県の担当者から聞いたことか。それに対してこの町の町長や担当職員や保健師さんは、「苦しんでおられる患者さんと日々接しているので、何とかしなければならないという思いです。」と話されていました。
なんだか私もとっても癒されて帰ってきました。
でこぽん
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

最近のコメント