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2006年7月 4日 (火)

福岡地裁に勇気の風を送りましょう

7/2 共同通信  原告控訴について

記者会見した大阪訴訟の原告、武田せい子さん(55)らは「控訴は全員で裁判を闘う意思表示」と説明。判決が1987年4月以前の国の責任などを認めず、原告によって判断が分かれたことを「あまりに理不尽」と涙ぐんだ。

6/29 共同通信 国側の控訴を受けて

全国原告団代表で福岡訴訟の原告山口美智子さん(50)は「大臣に裏切られた。こうした対応を見ると、今後も薬害が繰り返されるのではないか」と批判。大阪の原告桑田智子さん(46)も「控訴には憤りでいっぱい。国が認めた血液製剤で感染し苦しめられてきたのに、死ぬのを待てというのと同じ」と訴えた。

と、報道されています。その「あまりに理不尽な判決」(判決主旨)にはこう書かれています。

★1964年"非加熱フィブリノゲン製剤の製造承認"について

…フィブリノゲン製剤の製造承認申請に際し、添付された臨床試験資料はずさんであったが、当時の有効性の審査方法の下では、フィブリノゲン製剤の有効性、有用性は認めざるを得ない。…(64年時点で)厚生大臣がフィブリノゲン製剤の製造承認をしたことが違法とは言えない。ミドリ十字にも安全確保に関する過失を認めることはできない。

徳田講演会で勉強したところでは…、「資料はズサンだった。だけど当時はみんなズサンだった。だから違法とは言えない。」と結論付けているのです。馬鹿みたいな論法です。

★1978年までの"後天性低フィブリノゲン血症"の適応除外について

…厚生大臣がフィブリノゲン製剤を第一次再評価対象から除外する合理的理由は見いだし難く、遅くとも1978年には第一次再評価指定すべきであった。しかも厚生大臣は海外情報を収集する手段があったにもかかわらず、FDAのフィブリノゲン製剤の製造承認取消しという重要な情報の収集、検討を怠るなど医薬品の安全性確保について意識が欠如していた。しかし、上記事情を考慮しても、…フィブリノゲン製剤の有効性、有用性が否定されたか否かについては、なお不明な面がある。したがって、…(1978年時点で)適応除外をしなかった厚生大臣の規制権限不行為が著しく不合理であるとまではいえないから、いまだ違法とは言えない。ミドリ十字にも安全確保に関する過失はない。

徳田講演会で勉強したところでは…、「製薬が安全かどうかの再評価はすべきだった。しかも重要な情報の収集、検討を怠るなど医薬品の安全性確保について意識が欠如していた。しかし、実際再評価していないのだからその結果は不明である。だから違法とは言えない。」と結論付けているのです。これにも言葉はありません・・・。

そもそも、再評価制度は薬害サリドマイドの教訓を受けて導入されたものであり、厚生大臣が薬害を二度と起こさないための安全性の再評価の主旨を認識していないのは大問題であり、ミドリ十字は薬名「フィブリノゲン」を薬名「フィブリノーゲン」と「―」を付けて改名し再評価を免れたのであり、その詐欺まがいの行為は当然断罪されるべきであると思う。

大阪地裁の中本敏嗣裁判長にもう少し勇気があったらこんな判決は書かなかったのではないかと思う。聞けば判決文は1200ページにも及ぶらしい…。そんなに長く言い訳するぐらいないらもっと早い時期にすっぱりと国と製薬企業の責任を認めればよかったと思います。

しかしその勇気をもってもらうために、支援の声を裁判所に届けることはとっても大切なことだと改めて感じました。次の福岡地裁に勇気の風を送りましょう。

川崎厚生労働大臣へのお手紙、福岡地裁への要請署名・8/298/30の集会参加が当面の活動ですが、加えて何ができるかいろいろなアイデア募集します。よろしくお願いします。(KIYO)

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